「FFXI」大規模アップデートを本日実施。追加シナリオ第2弾「戦慄!モグ祭りの夜」の解禁,過去世界の北国エリア実装に注目ライター
「FFXI」大規模アップデートを本日実施。追加シナリオ第2弾「戦慄!モグ祭りの夜」の解禁,過去世界の北国エリア実装に注目
追加シナリオ第2弾「戦慄!モグ祭りの夜」が解禁に
RMT
シナリオの開始条件は,キャラクターレベルが10以上で,プレイヤーが3国のモグハウスでモーグリに話しかけると,本編が始まるようだ。
大まかなストーリー内容は,モグハウスにて起こる怪現象の数々に,PCが巻き込まれるというもの。一見おどろおどろしい雰囲気だが,シナリオの中心人物がFFXI屈指のマスコットキャラということで,ドタバタ劇が繰り広げられることは想像に難くない。追加シナリオ第1弾の「石の見る夢 ヴァナ・ディール最終頌 魂の返歌」は,どちらかというとシリアスなストーリーであったが,今回はかなりユーモラスな展開が期待できそうである。
追加シナリオの公式サイトでは,プロモーションムービーや,クリア後に獲得できるカスタマイズ可能な装備品「ナイトの兜」「ダイアの冑」「魔人の帽子」の性能などが公開されている。これらの詳しい内容については,リンク先を確認してみてほしい。メイプルストーリー RMT
「戦慄!モグ祭りの夜 ヴァナ・ディール史上最小の作戦」販売ページ
過去世界の“北国”エリアがついに実装!
すでに過去世界で冒険している人にとっては,新エリアへ行くだけならそれほど難しくはない。“バタリア丘陵[S]”からボスディン氷河[S]へ,徒歩で普通に移動できる。現代世界のように,“ラングモント峠”を経由する必要はなく,またミッションなどの必要条件もない。
ボスディン氷河[S]を探索するだけでも,ちょっとした大冒険になるかもしれない。もし,その先にあるザルカバード[S]へ行こうと考えるのなら,一度や二度の全滅は覚悟しておいたほうが良いだろう。
これらの新エリアでは,ほかの過去世界エリアと同様“カンパニエバトル”が繰り広げられている。実際に何度か参戦してみたが,やはり従来のエリアと比べるとはるかに手強い。たとえ手練の冒険者でも,アルタナ連合軍の同胞やカンパニエバトルの各種施設,そして後述する“ユニオン”をフル活用して,それでも勝てるかどうかといったところだろう。FF11 RMT
レベル75のキャラクターの死体を頻繁に目にした。まあ,自分もその内の一人なわけで…… | 画面はザルカバード[S]におけるカンパニエバトルの拠点ポイント。何も考えずに普通に釣ってしまうと大変なことに |
パーティを組まずともカンパニエで共闘できる「ユニオン」
たとえパーティを組まずとも,ほかのプレイヤーキャラクターと気軽に協力して戦える。このあたりがユニオンの魅力といえそうだ |
カンパニエバトルが発生すると,自動的にいくつかのユニオンが誕生する。バトルに参加中のプレイヤーキャラクターは,各ユニオンへ任意で参加/離脱でき,ユニオンに参加した状態で一定以上の戦果をあげると,バトル終了後に特別な戦利品が獲得できるという仕組みだ。そのためたとえユニオンに参加していても,大して働けなかった場合は,戦利品は得られない。
戦利品の内訳としては,素材品や消耗品が多めで,これまで見たことのないアイテムもちらほら。そんな中,現在もプレイヤー間で活発に取り引きされている“旧貨幣”が含まれていたのは注目点といえそうだ。
従来のカンパニエバトルは,個人でも手軽に大規模バトルに参加できるのが,大きな魅力といえるコンテンツであった。今回のユニオンは,そういった人に向けて,チームプレイを促す効果が期待できそうだ。今後,ユニオンメンバー同士でチャット等のやりとりが行なえると,もっと便利になりそうである。
カンパニエバトルが終了すると宝箱が出現。ユニオンで活躍した人のお楽しみタイム |
カンパニエの担当NPCが,各ユニオンの人数状況を教えてくれる。誰でも出入りは自由だ | “旧貨幣”がドロップしたのには驚いた。戦う相手や勝利条件によって,戦利品のグレードも変わるのかもしれない |
「忍者」への大幅テコ入れ。前衛ジョブのバランス調整は最終段階か?
ジョブバランスの調整で目を引くのは,忍者への大幅なテコ入れである。キャラクターの特性を一時的に変える,「陽忍」「陰忍」という2種類のジョブアビリティが追加されたことが,とくに大きい。陽忍に関しては「敵対心アップ」「忍具の知識効果アップ」「命中率ダウン」の効果。それに加えて敵の正面にいる場合に限り,「回避率アップ」「被クリティカルヒット率ダウン」も追加で得られる。
もう一方の陰忍は,「敵対心マイナス」「回避率ダウン」の効果。さらに敵の後方にいる場合に限り,「命中率アップ」「クリティカルヒット率アップ」「忍術ダメージアップ」も得られる。
少々ややこしいが,要するに陽忍は“盾役”としての能力を,陰忍は“アタッカー役”としての能力を伸ばすもの,と考えれば大体合っているだろう。これらの2アビリティは同時には使えず,状況に応じて選んでいくことになる。同様のコンセプトはほかのジョブでもいくつか採用されており,近年のFFXIにおけるトレンドの一つだ。
得られるボーナスの量にもよるが,例えば忍者が陰忍を使う際に,サポートジョブにシーフを選べたりすると,ちょっと面白いことになりそうである。
今回は,忍者にこういったテコ入れが行なわれたという点が注目に値する。FFXIのベテランプレイヤーなら,数年前は忍者が盾役/アタッカー役のどちらででも,かなり高いスペックを誇っていたのを覚えているだろう。
しかしジョブに対して安易に下方修正することは,ユーザーの反発を招くため,スクウェア・エニックスはこれまで,競合ジョブを伸ばす方向で,少しずつ調整を積み重ねてきた。具体的には,盾役に関してはナイト,アタッカー役に関しては両手武器系のジョブの伸びが著しい。その一方で忍者に対しては,長い間大きな変化がなかった。
そういった中,今回忍者へ大きなテコ入れが行なわれたというのは,前衛ジョブのバランス調整が総仕上げに差し掛かりつつある,ということかもしれない(と個人的には思った)。
これらの中で,現在FFXIプレイヤーの注目を集めているのは,何といっても北国エリアの実装である。新たなエリアが実装されるのは,アルタナ拡張のリリース(2007年11月)以来なわけで,まあ期待するなというほうが無理というもの。
個人的な話になるが,ザルカバード[S]で冒険していると,遠い昔に初めて“ウルガラン山脈”へ訪れたときのドキドキ感が蘇ってきた。また,この地にて繰り広げられる壮絶なカンパニエバトルでは,初めてデュナミスで壊滅したときのことを思い出してしまった。
やはり,新たなエリアで冒険するというのは胸が躍るものだ。FFXIプレイヤーは身近な人に声をかけ,リレイズの準備を整えたうえで,新天地での冒険を満喫してほしい。
戦績の交換アイテムの中には,ほかにも優れている品がある。今後はポイント目的のプレイヤーキャラクターでカンパニエが盛り上がりそうだ | ザルカバード[S]の冒険では,おそらく何度も死ぬことになるだろう。でも今は,それも含めて面白かったりする |
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